・こごみ、はりぎりが終了しているのに何故たらの芽が採れるんですか?
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通常、こごみ、たらの芽はだいたい同じ時期に採れます。
が、当店ではこごみの受付終了してからもしばらくたらの芽のご予約を受
け付けています。
これは単純に、「遅い山まで採る」ためです。
他の山菜は、里山が終了すれば終了となります。
当店の売れ筋である、たらの芽、こしあぶらのみ、里山終了後も遠方の高
山で採取します。
これも、ご予約があればこそで、ご予約が無いようであれば終了します。
里山であれば、収穫時期であれば、(天気さえ良ければ)ほぼ毎日収獲が
ありますが、高山は場所が限られるため、採れた日しか出荷できません。
そのため、到着日指定は、まず不可能です。
採る者でさえ、採れるかどうかわかりません。
実際行ってみたら小さすぎて採れず、タダ戻り、大きすぎてタダ戻り、な
んて日常茶飯事です。
たまたま、はりぎり、こごみなんかが生えている時はついでに採りますが、
それを目当てにわざわざ遠出はしません。
また、高山のたらの芽、里山のたらの芽と違い、赤っぽかったり黒っぽか
ったり、トゲが激しかったりするものが混じります。
黒っぽいたらの芽、採ってすぐは綺麗な色なのですが、時間の経過により、
さらに黒ずんだ色合いになります。
また、晴れた日、暑い日に採れば、家に戻るまでに柔らかくなります。
しんなり、ぐったり、ヨレヨレ・・・なんと表現すれば適当か迷います
が・・・
これはどの山菜にも言えますが、よほど気を遣っても、暑い日に採ればそ
うなります。
黒っぽい色と相まって、
「鮮度が悪いたらの芽が届いた!」
「腐ったたらの芽が届いた!」
と表現されるお客様も稀にいらっしゃいます。
が、こういうたらの芽です。
こしあぶら、さらに柔らかいため、この傾向が特に顕著です。
曇った日、雨の日、寒い日に採れば、シャキッとしたままですが、暑い日
ですと、もうヨレヨレ状態になります。
鮮度とは全然関係ありません。
話を戻すと、
高山を採ることによって、里山終了後も1週間〜10日近く、収穫時期が
延びます。
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